マクドナルドの入り口はふたつ2015/04/27 21:23:22

日本だけではなく、世界的に業績の低下が伝えられているマクドナルドですが、右も左もわからない現地で、とにかく、このお店を見つけることができれば、一定水準の食が、それなりの価格で確保できるという、まことにありがたいお店です。なんといっても、メニューを指で示すだけで食料と飲み物がなんとかなるというのは、素晴らしいことです。

こちらは、サウジアラビアの首都、リヤド。
おなじみのMマークの真下の小さな入り口は家族用で、女性と子供のためのものです。男性は写真のもっと右側から入ります。サウジでは男性と女性が同席しては、いけないという決まりがあります。他の飲食店でも、同じです。もっとも、そこはそれ、狭い店内では、すれ違うことも、まま、あるのですが。
サウジアラビアのマクドナルド入り口


パクチー2015/04/18 12:36:18

パクチーは嫌いです。こればっかりは駄目です。勘弁してください。

台湾、台北。

お昼休み、取引先に案内された、なにやらいい感じの、肩肘張らない町の食堂。出てきたのは、お肉のラーメン。おいしそう。そう、それだけだったら絶対においしい。しかし、なにやら菊菜のような山盛りの野菜がトッピングされている。これがうわさのパクチーか、春菊と似たようなものだろうと、口へ運んだとたん、手が止まった。強烈やんか。こら、あかんわ。厨房の奥では店の主人が麺を打つ手をひと時も止めることなく、にこにこしながら、こちらを観察している。と、抜く手も見せずに現れた新しいラーメンの鉢。こちらにはパクチーが無い。日本人パクチー駄目な人多いねといいながら、素早く取り替えてくれた。おそるべし台湾人。やさしさに感謝。

オーストリア、ウィーン。

ホテルへの戻りが遅くなり、まだ、開いているレストランはないかと町へ出ると営業していたのは、ベトナム料理のレストラン。
ベトナムのうどんと春巻きを注文。おっさんの頭の中にあった春巻きはスーパーマーケットの惣菜売り場で売っているようなもの。うどん、フォーも関西人やから問題ないだろう、という感覚。
しかし、これが大失敗。うどんにも、春巻きにも、パクチーが根深くからみつき、分解は不可能。お店の人も大きなメニューの隅から隅まで探してくれますが、パクチーの呪縛を逃れているものは無いようす。
後にも、先にも、レストランに入って水だけ飲んで出てきたのは、初めてです。おそるべしパクチー。ベトナムには行けんなー

中国、北京。

鍋の中には、こちらを向いた鶏のとさか。鍋を囲んだ皆さんは、そこがうまいんだと取り分けてくれようとするが、おっさんは、ひたすら麺や野菜方面へ逃げようとする。そう、野菜、白菜やねぎもありますが、他を大きく圧倒してシャンツァイ、中国でのパクチーです。鍋の中では、いろんな食材がいい感じに、ぐつぐつと。会話も、互いに、片言の英語、中国語、日本語が混ざり合い、こちらもいい感じに。北京郊外の裏通り、店の前で鶏をつぶしている。結局、個人のレベルでは、どの国の人も同じなんですよね。悪いやつもいるけど、なんとか片言でも意思を通じたいという人のほうが圧倒的に多い。で、ひとつでも伝われば、共感できれば嬉しいという。シャンツァイを味として楽しめた一瞬だったかもしれない。

でも、パクチーは嫌いです。

パンを小脇に2015/04/06 16:35:02

バゲット
パンを小脇に朝のパリを歩くというのをやってみた。
パン屋さんで、思わず、フランスパンといいたくなるのを、ぐっと堪えてバゲットをを購入。おいしかった。ぱりぱり、もちもち。おっさん、ようやるわ。

究極の日本食2015/04/06 04:21:44

おべんとう
厳重なラップを解いて弁当箱のふたを開けると、おにぎりと卵焼き。
きんとき豆も食べながら、南海のラピートで関空の橋を渡って堺へ。

いろんな町で、いろんな方々と食事をさせていただき、珍しいもの
高級なものなども、末席で味あわせていただいた。 

でも、結局、なにが食べたいかというと、ウィンナーソーセージが
真ん中に入った卵焼きと、のりを巻いたおにぎりに収束する。
いい歳をした息子に弁当を用意してくれる母には感謝している。

お腹がいっぱいになったころ、自宅に到着。今回の作業終了。

アップルワイン2015/04/05 23:23:17

どうしても、欲しくなって、私が抱えていたのは、大きな陶器のツボ。
白地に青い模様のアップルワインの容器です。

ドイツ、フランクフルト。初めての海外出張で訪れた町は、観光地
では、ないけれど、ザクセンハウゼンで飲んだ、りんごのお酒
アップルワインは酸味があって、一発で好きになりました。

酒好きのドイツ人は、こんなジュースみたいなものの、どこが
気に入ったのかと聞いてきますが、うまいものはうまい。

大きなツボで供されて、適宜、ツボから各自のコップへ注ぐのですが
酔いが回った、おっさんは、壁際にづらりと並んだ、ツボが欲しくて
たまらなくなります。 聞けば、大中小とあり購入可能とのこと。

いくらなんでも、大きなものは、エコノミーでは、もって帰れないと
酔った頭の片隅で冷静に判断し、まんなかのものをゲットして宿へ。
帰国時、当時、まだ運行していたバージンアトランティックの係員から
他のお客様の上に、転げ落ちないようにと、袋をいただいた記憶あり。

時折、台所の戸棚の奥深くで眠っているツボを見ると、ザクセンの
賑やかなお店を思い出します。

近頃、NHKのまっさんで話題のアップルワインですが、ザクセンの
ものとは、まったく異なります。 一度、近所のスーパーで安売り
されたものが、ザクセンの味で、買占めたものですが、そのとき
だけでした。

まぁ、いつまでも暗くならないドイツの秋と乾いた空気、ジャガイモ
をふかした料理、そして、フランクフルトソーセージが作り出した
空間だったのかもしれません。