アップルワイン2015/04/05 23:23:17

どうしても、欲しくなって、私が抱えていたのは、大きな陶器のツボ。
白地に青い模様のアップルワインの容器です。

ドイツ、フランクフルト。初めての海外出張で訪れた町は、観光地
では、ないけれど、ザクセンハウゼンで飲んだ、りんごのお酒
アップルワインは酸味があって、一発で好きになりました。

酒好きのドイツ人は、こんなジュースみたいなものの、どこが
気に入ったのかと聞いてきますが、うまいものはうまい。

大きなツボで供されて、適宜、ツボから各自のコップへ注ぐのですが
酔いが回った、おっさんは、壁際にづらりと並んだ、ツボが欲しくて
たまらなくなります。 聞けば、大中小とあり購入可能とのこと。

いくらなんでも、大きなものは、エコノミーでは、もって帰れないと
酔った頭の片隅で冷静に判断し、まんなかのものをゲットして宿へ。
帰国時、当時、まだ運行していたバージンアトランティックの係員から
他のお客様の上に、転げ落ちないようにと、袋をいただいた記憶あり。

時折、台所の戸棚の奥深くで眠っているツボを見ると、ザクセンの
賑やかなお店を思い出します。

近頃、NHKのまっさんで話題のアップルワインですが、ザクセンの
ものとは、まったく異なります。 一度、近所のスーパーで安売り
されたものが、ザクセンの味で、買占めたものですが、そのとき
だけでした。

まぁ、いつまでも暗くならないドイツの秋と乾いた空気、ジャガイモ
をふかした料理、そして、フランクフルトソーセージが作り出した
空間だったのかもしれません。

ベルリン戦勝記念塔2015/04/05 03:52:58

訪れた町に高い塔があると登って見たくなる性格ゆえ、この塔にも
登ってみました。 怖かった。 螺旋の石段が上まで続いており
幅がせまく、角が無い。 足を滑らせたら、下手をすると底まで
転げ落ちるかもという軽い恐怖の中で、他の観光客に追い立て
られるようにてっ辺の見晴らし台へ。 さらに上には、映画で天使が
こしかけていた像が立っています。

6月17日通りの、先にはブランデンブルグ門が見え、左右には
森が広がる。力強さはあるけれど、華やかさは無い。
あるのは、戦いの残片かなー。 

気のよさそうなお兄さんに声をかけて写真を撮ってもらった。
こんな所まで、わざわざ登ってきた小さな連帯感がある。
自撮棒なるものの無い、よき時代。 帰りもこわかった。