天に近づく仕事 ― 2015/04/07 14:11:37
建築用足場って、下、透けてるやん。
高いところが駄目な塔好き、つまり、お調子もののおっさんは足場ならぬ金網の上で動けなくなっていた。
2005年、オーストリア、ウィーン。
バロック建築を代表するカールス教会の天井画修復作業現場。
移動の都合でぽっかり空いた休日、ホテルの近くの駅から地下鉄で
3つめの駅、地上へ出たら、二つの塔を左右に従えた大きなドームを
持つ教会が立っていた。静かな教会にふさわしくなく、中でなにやら
行われている様子に、つい、ふらふらと覗いてみると、足場がたくさん。
丸いドームの天井画の修復作業の真っ最中。エレベーターで途中まで上り、さらに階段で現場へという仕組みらしく、寄付をすれば、エレベータに乗せて、いただけるようだ。こんな、チャンスは無い。塔好き、絵画好きで、なにより、おっちょこちょい。
10人くらいの物好き、いや、敬虔な信者の方も、おられたに違いないけれど、を乗せた工事用エレベータは、すぐに上昇し、皆さんどうぞとの係員の声で一歩、踏み出して驚いた。高い、高すぎる。しかも透けている。
地上、つまり、ドームの底の人々が小さく見える。おそるおそる、あたりを見回すと、円形のドームに穿かれた窓からは、ウィーンの町が360度見渡せる。西洋人のおっちゃん、おばちゃんは、なにごともなく、まぁまぁ広い足場の上を歩き回っているではないか。ここから先にも階段の足場は上へと続き、作業現場へと続いている。少し期待していたのだが、観光客は、ここまでのようだ。いやー、十分にスリルは味わえた。
日本男子として恥ずかしくないよう、揺れる足場の上で、さらに上を見上げて撮影したのが、この写真。足場の裏に絵を描くとは、おしゃれ。
それにしても、最初に天井画を描いたやつって、どんな神経してたんやろ、あー、あの白っぽいとこ、なんか適当に描いときますは、というノリでできる仕事で無い事だけは実感できた。
カールス教会:http://www.karlskirche.at/
高いところが駄目な塔好き、つまり、お調子もののおっさんは足場ならぬ金網の上で動けなくなっていた。
2005年、オーストリア、ウィーン。
バロック建築を代表するカールス教会の天井画修復作業現場。
移動の都合でぽっかり空いた休日、ホテルの近くの駅から地下鉄で
3つめの駅、地上へ出たら、二つの塔を左右に従えた大きなドームを
持つ教会が立っていた。静かな教会にふさわしくなく、中でなにやら
行われている様子に、つい、ふらふらと覗いてみると、足場がたくさん。
丸いドームの天井画の修復作業の真っ最中。エレベーターで途中まで上り、さらに階段で現場へという仕組みらしく、寄付をすれば、エレベータに乗せて、いただけるようだ。こんな、チャンスは無い。塔好き、絵画好きで、なにより、おっちょこちょい。
10人くらいの物好き、いや、敬虔な信者の方も、おられたに違いないけれど、を乗せた工事用エレベータは、すぐに上昇し、皆さんどうぞとの係員の声で一歩、踏み出して驚いた。高い、高すぎる。しかも透けている。
地上、つまり、ドームの底の人々が小さく見える。おそるおそる、あたりを見回すと、円形のドームに穿かれた窓からは、ウィーンの町が360度見渡せる。西洋人のおっちゃん、おばちゃんは、なにごともなく、まぁまぁ広い足場の上を歩き回っているではないか。ここから先にも階段の足場は上へと続き、作業現場へと続いている。少し期待していたのだが、観光客は、ここまでのようだ。いやー、十分にスリルは味わえた。
日本男子として恥ずかしくないよう、揺れる足場の上で、さらに上を見上げて撮影したのが、この写真。足場の裏に絵を描くとは、おしゃれ。
それにしても、最初に天井画を描いたやつって、どんな神経してたんやろ、あー、あの白っぽいとこ、なんか適当に描いときますは、というノリでできる仕事で無い事だけは実感できた。
カールス教会:http://www.karlskirche.at/
青い鳥の飛ぶ空港 ― 2015/04/06 00:37:15
緊張感はんぱねー。 そして、静か。、どこから迷い込んだのか
外へ出ようと飛び回る青い羽の小鳥のはばたきだけが聞こえる。
シリア、ダマスカスの空港ロビー。サウジアラビアから到着した
女性達が黒いベールを取って華やかな姿に変身し、乗り換え便
へと去ってしまうと、静けさが増した。
別のフロアーを覗いて見ようと通路へ向かうと、武装した男が
遮ってくる。お前たちの来るところじゃないと。
唯一、通路で、サイコロ状の四角い砂糖菓子が売られていたので
適当に模様を選んで詰め合わせてもらい、シリアのみやげとした。
サウジから欧州への中継として、ここダマスカスとトルコの選択が
あったのだが、ここにして良かったのかもしれない。世界には、
こういう場所があるんだという。
やがて、乗り換え便が到着したが、あの、青い鳥は外へ出られた
のだろうか。平和と簡単にいうが、八百万の神々の国から来た
おっさんには、決して理解できない世界なのかもしれない。
結局、日本に持ち帰った砂糖菓子からは小さな虫が這い出して
きました。 へんな、みやげ買うのやめよーとっ。
外へ出ようと飛び回る青い羽の小鳥のはばたきだけが聞こえる。
シリア、ダマスカスの空港ロビー。サウジアラビアから到着した
女性達が黒いベールを取って華やかな姿に変身し、乗り換え便
へと去ってしまうと、静けさが増した。
別のフロアーを覗いて見ようと通路へ向かうと、武装した男が
遮ってくる。お前たちの来るところじゃないと。
唯一、通路で、サイコロ状の四角い砂糖菓子が売られていたので
適当に模様を選んで詰め合わせてもらい、シリアのみやげとした。
サウジから欧州への中継として、ここダマスカスとトルコの選択が
あったのだが、ここにして良かったのかもしれない。世界には、
こういう場所があるんだという。
やがて、乗り換え便が到着したが、あの、青い鳥は外へ出られた
のだろうか。平和と簡単にいうが、八百万の神々の国から来た
おっさんには、決して理解できない世界なのかもしれない。
結局、日本に持ち帰った砂糖菓子からは小さな虫が這い出して
きました。 へんな、みやげ買うのやめよーとっ。
教会のろうそく ― 2015/04/05 10:05:04
太さ、5cm、長さ15cmくらいで、絵が描かれた、ろうそくが一本
台所の戸棚に転がっている。オーストリア、リンツの産である。
りんごの収穫の季節、単線の登山電車に乗って、リンツ郊外の
ドナウ川を見下ろす小高い丘へ登った。
家族、総出で犬まで加えて収穫の真っ最中の農園が見える。
それにしても、ヨーロッパのりんごは、どうして、あんなに小振り
なんだろう。日本でのイメージよりも、ウィリアムテルは腕が
良かったのでは、ないだろうか。
たどり着いたのは、頂上の広場にある教会、ドアを開けると
誰も居ない空間に、ステンドグラス越しに光が降り注いでいる。
キリスト教も、いいかもと思わず不遜な考えを抱く。
それだけ、人をひきつけるものを、長い歴史の中で獲得して
きているということだろう。
私は、典型的に初詣もすれば、寺へも行き、そこらあたりに
神々は、存在するのがジブリ的ににぎやかでよいではないか
という考えですが。ちなみに、どこかの氏子らしいです。
で、ろうそく、立派な、ろうそくが、祈りの席につみあげてある。
幾ばくかの寄付をすれば、よいとのことなので、ありがたく
いただく、ことにした。大事に、持ち帰った、それは、15年
以上のときを経ても、くずれるようなことはなく。
母は、停電のときに使うつもりらしい。
台所の戸棚に転がっている。オーストリア、リンツの産である。
りんごの収穫の季節、単線の登山電車に乗って、リンツ郊外の
ドナウ川を見下ろす小高い丘へ登った。
家族、総出で犬まで加えて収穫の真っ最中の農園が見える。
それにしても、ヨーロッパのりんごは、どうして、あんなに小振り
なんだろう。日本でのイメージよりも、ウィリアムテルは腕が
良かったのでは、ないだろうか。
たどり着いたのは、頂上の広場にある教会、ドアを開けると
誰も居ない空間に、ステンドグラス越しに光が降り注いでいる。
キリスト教も、いいかもと思わず不遜な考えを抱く。
それだけ、人をひきつけるものを、長い歴史の中で獲得して
きているということだろう。
私は、典型的に初詣もすれば、寺へも行き、そこらあたりに
神々は、存在するのがジブリ的ににぎやかでよいではないか
という考えですが。ちなみに、どこかの氏子らしいです。
で、ろうそく、立派な、ろうそくが、祈りの席につみあげてある。
幾ばくかの寄付をすれば、よいとのことなので、ありがたく
いただく、ことにした。大事に、持ち帰った、それは、15年
以上のときを経ても、くずれるようなことはなく。
母は、停電のときに使うつもりらしい。

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