祖父の遺伝子2015/04/23 08:41:52

母方の祖父は、汽車に乗り長い時間かけてたどり着いた東京駅で小便だけをして大阪へ戻ったと聞いたことがある。どうやら、その遺伝子を受け継いでいるらしい。

中国からビザ更新の都合で出国し、韓国、仁川空港へ。空港内の植物園などを眺めていたが、戻るには、まだ時間があったので、電車でソウル市内へいってみることにした。大きな川を渡って、結構な距離がある。
終点の駅へ到着、なんとなく閑散としているが、ここがソウル?なのかな。

移動中と思われる。種々の制服の軍人さんのグループがおられる。なるほど、休戦中の国なんだと実感。うろうろ駅の周りを歩いてると地下鉄の入り口があったが、どうにも、ハングル文字だけでわからない。頭の中のソウル観光の知識を思いだそうとするが、たぶん、入ったら戻って来れない予感がして、引き返した。ガイドブックでもあれば、なんとかなったかもしれないけれど、観光している場合ではないので。

それにしても、あれ、ソウルの駅やったかんかなー。違うところへ行ったような気もするなー。まちがえてたら、すんません。ポッキー買った売店のおねいさんは親切やったけど。

また、電車乗って、空港へ引き返して、石焼ビビンバ食べて中国へ戻った。おいしかった。

というわけで、南大門もなんにも知りません。韓国はこれだけです。
じいちゃんは、花のお江戸を見たくなかったんかなー。

ポート・グリモーへ地中海を飛ぶ2015/04/11 19:26:17

M氏の練習飛行に同乗させていただいてから、もう10年になる。

2005年7月30日 
16:40 南フランス、カンヌ・マンデリュー空港を南へ離陸
    右に旋回、海岸線沿いに南下
16:53 ポート・グリモー上空到着。2度旋回しコースを東へ向ける
    陸上をカンヌ方向へ道路沿いに北上
17:16 滑走路を左手に見てパスし、左旋回の後、北側から着陸。

機種 DR400-140  4人乗り木製フレームの軽練習機
機体番号 F-GYKC
所属 AEROCLUB ANTIBES-MONACO
パイロット M氏
教官 アフガンでヘリのパイロットをしていた女性

紅の豚には、アドリア海上空をすべるように豚の赤い愛機が飛ぶ名シーンがあるが、まぁ、少し南ですが、あれです。でも、めちゃ、うるさい。ヘッドフォンしてても、会話なんて聞こえない。
木製フレームゆえに、静かなことが特徴とのことですが。どこが静かやねん。
小さな飛行機で怖くなかったのかと良く聞かれますが、やっぱテンションあがりますからね。危ないなんて、かけらも考えてない。翼があってプロペラが回れば、大丈夫でしょ。
あれから、10年、古い写真とグーグルマップを見比べて、特徴のある地形からポート・グリモーという港湾リゾートまで飛行したんやというのがわかりました。傾いた夕日を受けて、きらきらしていた。着陸旋回のとき、高度が下がりすぎて、教官から膝をたたかれていたM氏は、もう、飛んでいないそうです。

DR400-140 F-GYKC
DR400_140_F-GYKC_01
もっと近くへ 乗り込むときは翼にハードポイントがあり、それ以外はだめ。
DR400_140_F-GYKC_02
シンプルな計器
DR400_140_F-GYKC_cockpit
左後部座席のヘッドフォン端子 ヘッドフォンなんか聞こえやしない轟音
DR400_140_F-GYKC_backsheat.
先行機が滑走位置へ
F-PMXC_Takeoff
離陸 カンヌ方向が見える
takeoff
VFR 管制周波数
DR400_140_F-GYKC_panel
13分後 ポート・グリモー到着 右旋回開始
PortGrimaud_ボート・グリモー01
この町は水路を自分の船で移動するよう設計された
PortGrimaud_ボート・グリモー02
さらに旋回、町の北側へ 南西に沈む夕日の反射
PortGrimaud_ボート・グリモー03
美しい町ですね。
PortGrimaud_ボート・グリモー04
旋回して町を離れる
PortGrimaud_ボート・グリモー05
南西側へ
PortGrimaud_ボート・グリモー06
カンヌ・マンデリュー空港着陸 飛行時間36分 管制塔が見える。
カンヌ・マンデリュー空港
最近の追跡サイトを見ると、この機体は、まだ現役のようです。

サウジシャンパン2015/04/09 20:34:11

サウジシャンパン
サウジアラビアに酒は持ち込めない。
酒だけでなく、アルコールを含むものは一切駄目。イスラムの盟主と自他ともに認める国なので、本当に駄目ったら駄目らしい。

取締り最前線、リヤド空港税関

ホテルにたどり着いたら、まずは日本の味で腹をみたそうと、コンビニおにぎりと、定番、おーいお茶を持ってきた。幸い、コンビニおにぎりは検査官の興味をすり抜けたが、おーいお茶がひっかかった。光に透かしている。まずい、あの色合いはまずいぞ。案の定、だめだのひとことがでかかった瞬間、飲んでみるとのジェスチャーを返し、おもむろに蓋をあけて一口のんでみた。匂いをかいで、アルコールではないのを理解していただけたようで、無事、通過できた。よかった。

このほかにも、缶詰全般はアウトで、しょうゆも駄目とのこと。市内にすし屋があったような気がするが、どうしてるのかなー。

そして、なにより技術屋にとって致命的なことが、機械清掃用としてのアルコール類もだめということ。当地の技術屋さんは、代替の品を各種用意して組み合わせているが、アルコールの爽快感は得られ無いようす。

さて、爽快感といえば、シャンパンです。当地にもシャンパンあります。
まずは、無事、到着を祝して、みんなの前には、なにやら葉っぱが入ったグラスが。これ、ミントの葉やリンゴやレモンなどが入ったソーダ水で、名づけてサウジシャンパン。ソーダ水を足しつつ飲み爽快感はあります。サウジにもシャンパンはあるのです。

青い鳥の飛ぶ空港2015/04/06 00:37:15

緊張感はんぱねー。 そして、静か。、どこから迷い込んだのか
外へ出ようと飛び回る青い羽の小鳥のはばたきだけが聞こえる。

シリア、ダマスカスの空港ロビー。サウジアラビアから到着した
女性達が黒いベールを取って華やかな姿に変身し、乗り換え便
へと去ってしまうと、静けさが増した。

別のフロアーを覗いて見ようと通路へ向かうと、武装した男が
遮ってくる。お前たちの来るところじゃないと。

唯一、通路で、サイコロ状の四角い砂糖菓子が売られていたので
適当に模様を選んで詰め合わせてもらい、シリアのみやげとした。

サウジから欧州への中継として、ここダマスカスとトルコの選択が
あったのだが、ここにして良かったのかもしれない。世界には、
こういう場所があるんだという。

やがて、乗り換え便が到着したが、あの、青い鳥は外へ出られた
のだろうか。平和と簡単にいうが、八百万の神々の国から来た
おっさんには、決して理解できない世界なのかもしれない。

結局、日本に持ち帰った砂糖菓子からは小さな虫が這い出して
きました。 へんな、みやげ買うのやめよーとっ。

ミッション・コンプリート2015/04/05 04:12:33

大柄のキャビンアテンダントさんが、客席に向かって叫んだ。
息を切らしている二人の日本人の後ろで飛行機のドアが閉まる。

パリ、ロワシー・シャルルドゴール空港、第一ターミナル。
チェックインカウンターで告げられたのは、オーバーブッキング
なので、急ぎでなければ、別の便に振り替えてくれないかと。

今日中にベルリンにたどり着けばよく、デュセルドルフ経由でも
まぁ、ええかと了承し、代わりの航空券を渡されたとたんに
いわれた言葉が、急げ、もうまもなく出発するの一言。
そりゃ、ないでしょう。

第一ターミナルは、名前のとおり、もっとも古い建物で
円形のビルの中央が吹き抜けになっており、ふかふかの
ゴムベルトのようなエスカレータが階をつないでいるという構造。
重いスーツケースを引っ張って、なかなか、うまく走れない。
普段から運動をしない、おっさんの息は、限界に達して、もう、
置いていってほしいと思い始めたとき搭乗ゲートを発見。
他の旅客の、あまり暖かいとは言えない視線を感じながら
飛行機に飛び込み、冒頭のシーンに至る。

特に教訓は引き出せない話です。