シャンゼリゼでホールドアップ2015/04/05 11:08:33

深夜0時過ぎ、シャンゼリゼ通りの東端、コンコルド広場の北側をホテルへ
戻ろうと歩いていると、右側の道路にパトカーが止まり4人の警官が
短銃身の銃をかまえて展開した。

なにか、あったのかと、止まっていると、なんと、銃口が捉えているのは
まぬけにも、自分であることに気がついた。
先頭の警官が、フランス語で、なにやら言ってくる。
俺は、日本人だ、英語をしゃべるやつは、いないのかと、おそらく、こんな
強気では、なかったが、とにかく言い返すと若い人が出てきて、
足を広げて、壁に手を付けて立てという。えらい、こっちゃ、本物や。

人生初のホールドアップ。パスポートを探られ、パトカーの中では、
なにやら、私の名前が繰り返されて照会が始まっている。

やがて、雰囲気が少し和らいで行き、すまなかったと言って、
パスポートを返すと同時に、彼らは登場以上の素早さで去って行った。

世界が、今よりも、少しだけ、平和で、おっさんが凱旋門から
コンコルド広場まで、深夜に黒っぽい服を着てきょろきょろしながら
一人で歩けた時代のできごとです。

山岳警察2015/04/05 10:34:45

日曜の静かな昼過ぎ、村の中央広場の小さなお店の軒先で
コーヒーを飲んでいた日本人、5人組の横にパトカーが止まった。

武装した二人組みの警官が短身の銃を示しながら、全員に
パスポートの提示を求めた。

イタリア北部、トリノ郊外、オリンピックが開催される前のできごと。

郊外にある、宮殿を見たあと、宮殿を囲むように広がった麦畑に
離れ小島のように浮かぶ集落のたたずまいが気になった。
どうやら、麦畑を横切る一本道が、唯一のアクセス手段らしい。

一本道を歩くこと、5分、集落にたどりつき、ぐるっと見学して
落ち着いたのが、冒頭の店先。

反対の立場に立てば、とんでも無い行動だったと、よくわかる。
観光地の、すぐそばだからという甘えがあったのだと思う。
日曜の静かな午後に、アジア人がカメラをもって歩き回ったら
どうすることが正しいか。

全員のパスポートを確認後、開放されたが、相手は通常の
警察では無く、軍よりの山岳警察という組織だったとのこと。

村を出て、我々の乗ったバスが遠く離れるまで、村から
着いてきたらしい人の姿が見えていた。

美しい村でした。