あれは幻の部屋だったのか。2015/04/10 17:26:59

これは、とても短い話です。

中国、北京、オリンピックまで数年の建設ラッシュの頃

日本からの手配で到着したホテル。部屋に通されて驚いた、窓が無い。

いやー、今まで欧州などでは、半分地下の部屋に泊まったことはある。
しかし、その場合はデザイン重視で光の差し込む工夫があったりしたもの。

しかし、ここは、きっぱり、本当になにもない。壁だけ。
でも、今日は満室、他に部屋は無いという。
郷に入っては郷に従え、それでも、地元の方の半分くらいのテンションで騒いで光射す部屋へ。まぁ、そういうことでしょう。

今にして思えば、あんな経験は二度とできないだろう。なにか、悟りが開けていたかもしれない。中国、4千年の歴史を吸い込む、おしい、チャンスを逃がしたか。それとも、あれは幻の部屋だったのか。

爆破すりゃいいじゃん2015/04/05 21:29:00

仕事を終えてホテルへ戻ると、一枚の通知書が置いてある。
明日は、ビル解体の爆破があるので、この時間帯には、外へ
でないようにと。

中国、瀋陽。 こんなことは、珍しくもないのか、早朝、ホテルの
ドアのすきまから覗いていたのは、ほんの数人。轟音とすさまじい
爆風が通り過ぎた後には、道路に積もった砂。

これが、この地では最適な解なのだろう。
音もださずに時間をかけて、高層ビルをスライスして消す国とは
評価のためのルールそのものが異なるのだろう。

自転車ホイールと無人の高層マンション2015/04/05 09:42:56

タイヤの無くなった自転車のホイールを木の枝で上手に転がして
遊ぶ男の子。ほとんど崩壊したレンガ作りの小屋、当局による
居住禁止の張り紙が、はがれかかっている。

少し視線を上げると、背景には、川を挟んで高層マンションが
林立する。ただし、人は住んではいないだろう。

中国、東北部、瀋陽。 いつものように日曜日の朝の散歩で
迷った末にたどりついた場所。川で行く手をはばまれ、路線バス
の終着点がある。カメラを片手に通りの真ん中を歩いたのは
あまりにも軽率な行動だった。なにが、幸せかなんて、誰にも
わからない。おっさんだって、日本へ戻れば貧しい側に分類
される。それでも、尚、この国のヒズミは大きすぎるように思う。

英雄よ、さらば!2015/04/05 08:49:27

中国、城壁に囲まれた街、西安の郊外にある兵馬俑。
居並ぶ兵士たちは、果たして、ふたたび掘り出される事を、
望んでいたのだろうか。

などと、いうのは、さておいて。西安の居酒屋でひたすら
飲んだホテルへの帰り道、道端に、ずらりと並ぶみやげ
もの屋をひやかして、怪しい財布と、三国志の英雄が
並んだライターのセットを、超格安で入手し、いい買い物を
したと、眠りについた。
その夜、残念ながら、夢には豪傑も美女も出てこなかった。

さて、ご推察のとおり、飛行機には中国、国内線といえど
発火物はご法度、英雄たちとは、一夜の夢でさらば!。