西安の城壁2015/04/29 18:57:45

門番が目を覚ます前に


上で紹介した、西安を囲む城壁の規模と、緻密さが写真で伝わればいいのですが。

城壁の内側、彼方に階段がある。街路が極めてきれい。
西安・城壁01
階段
西安・城壁03
階段入り口
西安・城壁04
階段と車馬の両方の設計になっている。 上は門番小屋。
西安・門番小屋1
右が城壁内。
西安・門番小屋2
城壁内側の壁。
西安・城壁07
角が丸くなった石段。
西安・城壁08
左が城壁内
西安・城壁09
右が城壁内。幅14メートルの平坦な通路。
西安・城壁10
一定の間隔で望楼がある。平坦な通路というのが今の中国で、どれだけ珍しいか。
西安・城壁11
城壁の角のひとつ、保安用?の通信アンテナ
西安・城壁12
短波帯のダブレットアンテナが張られていた。
西安・ダブレットアンテナ
朱雀門。朝の通勤ラッシュ。城壁内へ向かう車が多い。
西安・朱雀門
永寧門。城壁外から。きれいなアーチ。
西安・永寧門1
永寧門。城壁外から。
西安・永寧門2
永寧門。右が城壁外の周回道路。
西安・城壁13
朱雀門外の堀。さて、なにが釣れるのか。
西安・堀

中国・瀋陽の猫2015/04/27 09:06:33

中国、東北部、瀋陽。 冬場はマイナス30度くらいになる地にも、野良猫は生きてます。もっとも、真冬にはみかけなかったけれど。確かなことは、食べられてしまうわけではないということ。
このテーブルの下の子猫は、よく食事をした日本料理店、甲子園の飼い猫。大きくなってからは冷蔵庫や戸棚の上で寝そべっていることが多かったです。まだ、元気かニャー。
瀋陽・甲子園の猫

こちらは、市内東北部の市場で。
瀋陽・市場の猫1
ちょっと元気ないかな。
瀋陽・市場の猫2


パクチー2015/04/18 12:36:18

パクチーは嫌いです。こればっかりは駄目です。勘弁してください。

台湾、台北。

お昼休み、取引先に案内された、なにやらいい感じの、肩肘張らない町の食堂。出てきたのは、お肉のラーメン。おいしそう。そう、それだけだったら絶対においしい。しかし、なにやら菊菜のような山盛りの野菜がトッピングされている。これがうわさのパクチーか、春菊と似たようなものだろうと、口へ運んだとたん、手が止まった。強烈やんか。こら、あかんわ。厨房の奥では店の主人が麺を打つ手をひと時も止めることなく、にこにこしながら、こちらを観察している。と、抜く手も見せずに現れた新しいラーメンの鉢。こちらにはパクチーが無い。日本人パクチー駄目な人多いねといいながら、素早く取り替えてくれた。おそるべし台湾人。やさしさに感謝。

オーストリア、ウィーン。

ホテルへの戻りが遅くなり、まだ、開いているレストランはないかと町へ出ると営業していたのは、ベトナム料理のレストラン。
ベトナムのうどんと春巻きを注文。おっさんの頭の中にあった春巻きはスーパーマーケットの惣菜売り場で売っているようなもの。うどん、フォーも関西人やから問題ないだろう、という感覚。
しかし、これが大失敗。うどんにも、春巻きにも、パクチーが根深くからみつき、分解は不可能。お店の人も大きなメニューの隅から隅まで探してくれますが、パクチーの呪縛を逃れているものは無いようす。
後にも、先にも、レストランに入って水だけ飲んで出てきたのは、初めてです。おそるべしパクチー。ベトナムには行けんなー

中国、北京。

鍋の中には、こちらを向いた鶏のとさか。鍋を囲んだ皆さんは、そこがうまいんだと取り分けてくれようとするが、おっさんは、ひたすら麺や野菜方面へ逃げようとする。そう、野菜、白菜やねぎもありますが、他を大きく圧倒してシャンツァイ、中国でのパクチーです。鍋の中では、いろんな食材がいい感じに、ぐつぐつと。会話も、互いに、片言の英語、中国語、日本語が混ざり合い、こちらもいい感じに。北京郊外の裏通り、店の前で鶏をつぶしている。結局、個人のレベルでは、どの国の人も同じなんですよね。悪いやつもいるけど、なんとか片言でも意思を通じたいという人のほうが圧倒的に多い。で、ひとつでも伝われば、共感できれば嬉しいという。シャンツァイを味として楽しめた一瞬だったかもしれない。

でも、パクチーは嫌いです。

中国南方航空のわさび2015/04/15 06:58:40

瀋陽桃仙空港から関西空港への帰国便、隣には、大勢の周遊旅行の人たちを連れて、ややお疲れ気味のアテンダントの女性、各地をかなりの強行軍で周遊されてこられたとのこと。おっさんは、会社のお金でしか海外へ出たことがないので、団体旅行というのが、どういうものかわからないが引率するほうも、される方も、名所旧跡やホテル空港で出会うたびにたいへんやなーと思うことはよくある。それでも、中国の団体さんにくらべれば100倍おとなしいとは日本人の欲目で思いますが。
 さて、南方航空の食事には、どんなに疲れていても目が覚める中国4000年の歴史に基づく秘密があります。小さなカップに入った緑色のそばとそばつゆ、そして、小さなわさびのパック。疲れている日本人なら真っ先に口にしたくなる、このそばこそ、めっちゃ危険なんです。
 注意してあげれば、よかったんですが、ちょっと目を離したときに、彼女は、中国産のわさびパックを全量投入。つるつると、すすりはじめたとたんに咳き込みはじめました。なかなかとまらない。そう、日本のわさびとはパンチが異なるのです。わさびは間違いなくわさびなんですが、濃縮されている。10分ほどで彼女の咳き込みは止まりましたが、彼女が引率されている人生経験豊富な方々には問題はなかったようで、なによりです。

食事が終わればもう少しで、日本海上空の揺れがやってきます。
くれぐれも、南方航空のわさびは、少しづつ投入を。

門番が目を覚ます前に2015/04/13 20:13:15

目の前のビル群に太陽がゆっくりと昇り始める。振り向けば、闇に沈んでいた後ろの低い建物の屋根にも陽がさし始めた。

中国、陝西省、西安。 街を囲む城壁。

城壁の上は軍勢が移動するに十分な幅、およそ14メートル、美しいカーブを描いて地上へと続くレンガの壁の高さは、およそ12メートル、城壁の外側には堀が続く。この壁が守っているのは、およそ4キロ四方の西安、遡れば長安と呼ばれた古い都である。城壁の西の門から続く道がシルクロード、栄華はそこに始まる。

と、いうのが豆知識、この都市に到着した日、皆で昇って、その広さ、実用性に感心したものだが、帰国の出発の朝になって、どうしても、また、城壁の上から街をながめたくなった。

城壁に登るには、東西南北に設けられた門の登城のための通路を使うのが普通だが、それでは、ずいぶんと城壁に沿って移動しなければ、ならない場合がある。

そこで、ちゃんと抜け道があるのが中国の人の偉いところで、ところどころ、もちろん、壁の内側に、幅の狭い石段が設けてある。

その存在に気づいてしまったおっさんも前日に、とことこと、その長い石段、なんせビルの4~5階分をのぼったのだが、息を切らしながら、ようやくたどり着いたそこには、ほんとに小さな小屋、パチンコの景品交換所が、もっともイメージに近いのだが、が立っており、中で若いおねいさんが編み物をしていた。小さな窓口の表示には、観覧は一人、一元とある。なるほど、中国人民は、侮れない。こんなところで争っては、おそらく、ひとりで此処を守っている彼女は、拳法の達人で、最後は、おっさんが階段を転げて終わる展開になると、見切ったおっさんは、にこやかに彼女に1元硬貨をわたした。代わりに、切符やパンフレットがでてくるなどというのは、期待してはいけない。まさしく、ここは関所、通していただけるだけで有難い。

さて、出発の朝、どうしても、もう一度、城壁の上からの風景を見たくなったおっさんは、階段を駆け上がった。門番小屋は閉ざされていた。なるほど、パートタイムなんだ。少々、後ろめたい気持ちも覚えつつ、城壁の東端へレンガに穿たれた銃眼から、今や大都市となった西安の城壁の外に広がるビル群が朝日に輝いている。都市機能の大部分は、あちら側にある。

それにしても、いったい、どれくらいの数のレンガが重ね合わせてあるのだろう。一生、レンガを焼いて、一生、レンガを積み続けた人の営みがあったのだろう。彼らの働きは、ゆらぐ事無く残り、700年後のおっさんを感動させている。技術屋は、職人は無名でかくあるべしと。

長安を手本にしたという平城京、平安京に城壁は無い。壁で守るべき外敵は存在せず、都市計画だけを拝借するという知恵だったのだろう

振り返ると、城壁の中の街にも陽がさし始めた。こちらは、微妙に時の流れが異なっていたようにも、思う。ムスリムだけの通り、お酒の店が無いのに活気があった。競争しながら連凧を商っていたおばさんたち。鐘楼の鐘の音。東西に仕切られた秩序ある町並み。城壁は新しい中国から、少し時間の流れの異なる中国を守っている。

陽が上りきる前に、門番が目を覚ます前に、石段を降りるとしよう。

 追記: 城壁の写真は、こちらです。
 http://eastport.asablo.jp/blog/2015/04/29/7623236

 西安市観光局のホームページがほほえましい。
 日本語はかなり変だけど、気持ちは伝わってくる。
 大きな市街図もあります。ぜひ、ごらんあれ。
 http://jp1.xian-tourism.com/